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アナンタガーメンツなどのバングラデシュの繊維業界は、テロでどれくらい影響を受けるのか?

アナンタ・ガーメンツをはじめとするバングラデシュの繊維産業はどうなる?

 

ダッカの件を経て、バングラデシュの繊維産業の低迷が危惧されています。

 

このことはすでに皆さんご存じかと思われます。今日のヤフーニュースで紹介されていましたから、見た人はたくさんいるでしょう。

 

もちろん私もチェックしました。そこからいろいろと調べてみましたけれど、たしかにこれはヤバいです。

 

今回の記事では、バングラデシュの繊維産業が低迷すると、どれくらいヤバいのかを考えてみることにします。

 

バングラデシュの繊維産業はどれくらい低迷するのか

 

まずはダッカの件の影響で、バングラデシュの繊維産業がどれくらい打撃を受けるかを見ていきましょう。

 

簡潔に言いますと、かなりの大打撃ですね。これはバングラデシュはもちろんですが、諸外国にとっても大きな損失となり得ることです。

 

特に痛手を負うのは、欧米諸国でしょう。なぜなら現状、バングラデシュの衣料品の輸出量は、圧倒的に欧米に集中しているためです。

 

2014年時点におけるJCFAのレポートによれば、なんと輸出先の80%が欧米諸国と発表されています。このうち、特に割合を占めているのがEUで約60%、続いてアメリカが約20%です。これだけでもどれだけの損失か想像していただけると思います。

 

また、これは日本にとっても深刻な話です。こちらは以下のデータを観て頂ければお判りでしょう。

 

衣類・同付属品(ニットを除く)(4億1,600万ドル)
衣類・同付属品(ニットに限る)(3億5,000万ドル)
はき物(1億500万ドル)
革製品等(3,400万ドル)
紡織用繊維のその他の製品(3,400万ドル)

 

上記は、2015年度における財務省の貿易統計によるものです。ご覧いただいたとおり、ほとんどの輸入品が繊維関係ですよね。それもかなりの予算を突っ込んでいることが判ります。

 

さらに、日本の大手繊維会社の多くがバングラデシュへ進出しています。東レユニクロ、商社で言えばNI帝人などですね。

 

以上のことから、日本にもかなり大きな影響があると考えられます。

 

繊維産業の低迷=バングラデシュの低迷

 

バングラデシュにおいて、繊維産業が低迷することは、バングラデシュの経済そのものの低迷にも等しいです。

 

これは、バングラデシュの輸出産業の大半が、繊維関係に集中しているためです。日本外務省のデータによれば、ニット製品が約48%、その他既製品が約36%と、なんと輸出の8割以上が繊維関係です。

 

また、バングラデシュの労働者にも影響が大きいですね。主に影響を受けるのは縫製工場で働く人々でしょう。

 

バングラデシュには縫製工場が膨大にあり、その数はなんと5000以上といいます。つまりこの5000以上の工場に勤める多くの労働者が、路頭に迷うことになりますよね。

 

終わりに

 

バングラデシュの繊維産業の低迷が、どれくらいヤバいのかお判り頂けたでしょうか? 私は繊維関係の人間ではありませんが、調べれば調べるほどヤバいということが十分に理解できました。

 

この状況を、やはりバングラデシュの繊維業界も、かなり深刻に受け止めているようです。

 

例えば、バングラデシュの繊維業界の中枢とも言える、アナンタ・ガーメンツのマネジングディレクター「シャヒドゥル・ハクエ・ムクル」さんは、以下のように発言していますね。

 

このような事件は間違いなく影響を及ぼすだろう。米国や中国のなどの輸入業者はセキュリティー面の懸念からバングラデシュ訪問に慎重になる」

 

一刻も早く事件が収束に向かうことを願っています。

 

では、記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました